「300年踊り続けてきた家元はまだ踊り足りない」
「300年踊り続けてきた家元はまだ踊り足りない」
初代江戸幕府将軍 徳川家康は様々な分野の知恵者を集め意見を聞き、江戸、日ノ本の街づくりに活かしていたと言われます。
その逸話を再現すべく、現世にて同じく知恵者を集め、名古屋の未来を語る企画「将軍談義」が名古屋城と並ぶ名古屋のシンボル、テレビ塔で行われました。
今回は、日本舞踊の西川流家元・西川千雅氏が登壇。花柳流、坂東流などとともに五大流派の一つにも数えられ、現存する日本舞踊の流派の中では最も古く300年の歴史を持つ西川流。
その後分派し名古屋でも170年の歴史を持ち、名古屋の芸能の発展に多大な功績を刻み続けている名古屋西川流の家元である千雅氏は美大への海外留学など異色の経歴を持つ人でもあります。
「ホントに名古屋は芸処(げいどころ)なの?」をテーマに対談開始。途中、「の」の字を描く踊りのレッスンなど、会場全体で踊りを楽しむイベントとなりました。
そんな千雅氏に家康公は「をどり奉行」を任命。名古屋市民を踊らせ名古屋を盛り上げていきます。
「第二回ゲスト/西川千雅氏<をどり奉行>」
【公約】
「名古屋を世界一にするべく、二万人の踊り手を我が手で増やす!!」
【公約の背景】
かつて”芸処なごや”といわれたこの地域。しかし、今ではその言葉さえ知らない人が多い。
名古屋で活躍する日本舞踊「名古屋をどり」の西川流家元である西川千雅さんは、「どまつり」や「やっとかめ文化祭」、「あいち戦国姫隊」など、地方の芸能や祭りを精力的に手がけています。
多くの人に興味を持ってもらうため、路上で狂言を見せたり、現代人にわかりやすい演出を施したりと、名古屋の芸能に新風を吹き込む革新者。地方芸能の素晴らしさを理解してもらい、誰もが楽しい、誰もが好きといえる街にしようと考えています。
【公約達成に向けて・・・】
西川さんの公約は、オリジナルの名古屋の歌をつくり(家康公の声入り!)、名古屋市民の1%にあたる2万人に踊ってもらうこと。
その踊りを通して、名古屋の芸能や街の楽しさを理解してもらい、世界一の街にしようと考えています